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患者様の
治療について
脳から脊髄、神経すべての症状、病気に対して
脳神経外科医と脳神経内科医の10名がワンチームで、診断、治療を行います。
診療案内
こんな症状があれば、
是非受診してください。
頭痛
最も多いのは肩こりに伴うような緊張性頭痛ですが、季節の変わり目などにズッキンズッキンと脈うつような血管性の片頭痛があります。勿論、脳腫瘍が隠れていることや、頭部打撲後にと脳と骨の間に血が貯まる慢性硬膜下血腫、知らないで持っていた脳動脈瘤が破裂するクモ膜下血腫など、頭蓋内に異常があれば頭痛をきたします。これらの時に命を脅かすような脳の病気を事前に発見する、脳MRI/MRA検査が重要です。
めまい・ふらつき
突然目がぐるぐる回転するようなめまいで最も多いのは、耳の失調からくる内耳性めまいですが、少し長く続くときは脳幹や小脳の脳梗塞である場合があり、早期診断治療が重症化を防ぐために重要です。また耳の神経の周囲や小脳に脳腫瘍が隠れていることもあります。またふらつきは、大脳や脳幹、小脳、そして脊髄の腫瘍や炎症、神経変性疾患、アルコール性やビタミン欠乏による神経症の初期症状であることもあり、神経の専門医による神経所見とMRI検査が病気の発見に重要です。
物忘れ
認知症の初期症状ではありますが、多くは加齢に伴う病的とは言えない物忘れです。しかしながら、病気としての物忘れ、すなわちアルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、脳血管性認知症の初期の多くは、年のせいだと思いがちです。これらの病気としての物忘れは早期診断と早期の治療開始が、その進行を遅らせて、周囲の方にも安心頂けます。また脳腫瘍や正常圧水頭症などの脳の病気が隠れていることや、甲状腺機能低下症などの内科的疾患が隠れている場合があります。当クリニックでは専門医がMRI検査や認知機能検査など、必要な検査を行って診断、早期治療を行います。
歩きにくい
年のせいだと思っていたら、脳、脊髄、神経の病気である場合が少なくありません。最近、足がたよりない、歩くのがゆっくりだ、歩幅が小刻みになった、階段の降りるのに手すりがいる、長く歩けない、など、パーキンソン病や正常圧水頭症などの脳の病気、頸椎椎間板ヘルニア/頸椎骨軟骨症/後縦靭帯骨化症などによる頸部脊髄症、腰部脊柱管狭窄症などの馬尾神経症、などです。神経の専門医はそれらの病気を診察で病気の存在の可能性を知り、脳、脊髄のMRI検査を行って診断し、治療を開始します。
手足や顔、口の震え/ぴくつき
手、指のふるえ、足のふるえ、声のふるえ、口のもぐもぐ、手足や顔のぴくぴくする動きなど、の不随意運動はパーキンソン病やジスキネジアなど神経の機能的障害の病気、筋委縮性側索硬化症などの神経/筋肉の変性する病気、てんかん、などを疑い、当クリニックではMRI検査、脳波、神経伝導速度検査、筋電図検査を行って診断し、適切な加療を開始します。
また、片側の目の周りや頬、口の横のぴくつきは顔面痙攣で、当クリニックではボトックス治療をはじめ、症状の経過によっては手術による根治をお勧めします。片側の顔面の痛みは三叉神経痛といい、顔面痙攣と同じメカニズムで生じる脳の病気ですが、三叉神経痛は薬でのコントロールができる場合が殆どです。コントロール困難な場合は、手術での根治が有効で、死ぬほどの激痛発作がピタッと翌日から止まります。
腰痛、足のしびれ/痛み
腰痛でお困りの方が多くいらっしゃるかと思います。座っていると何ともないが、立位、歩行で悪化して、途中で休憩が必要になる場合は腰部脊柱管狭窄症であることが少なくありません。腰痛だけでなく、臀部から大腿、下腿、時に足までのつっぱり、しびれ、痛み、といった座骨神経の症状を伴う場合はさらに狭窄症である可能性が殆どです。日常生活に支障のない程度であれば、薬での症状緩和の適応ですが、長く困っている場合は侵襲の少ない、1時間程度の顕微鏡的手術で治すことができます。若年者であっても腰椎椎間板ヘルニアは歩行困難になるほどの腰痛や下肢痛を急に生じます。それらの病気の程度や予後を知るためにMRI検査が必須で、当クリニックでは確実な診断と患者様側に沿った治療方針で加療いたします。また足のしびれや痛みは、糖尿病性やビタミン欠乏性の末梢神経障害、あるいは足の部位で神経が扼性されて生じる末梢神経障害(腓骨神経障害、足根管症候群など)があり、神経伝導速度検査を加えた確実な診断に続いて、適切な加療を行います。
意識障害
仕事中や、会話していて急に意識がなくなって倒れた、トイレでふーっとなって倒れた、などの意識障害発作があった場合は、脳の機能的疾患である、てんかん、あるいは低血圧発作のような自立神経障害や不整脈、低血糖症などの内科的疾患を鑑別する必要があります。てんかんは時に脳腫瘍、脳血管奇形、もやもや病などの脳の病気が隠れていることがあり、脳MRI、脳波、心電図検査を行って診断、適切な加療を開始します。また当クリニックでは睡眠時無呼吸発作症候群の診断、加療も行っています。発作の原因に呼吸中枢のある延髄に病気が隠れて場合があり、脳MRI検査で除外することが必要です。
手足や顔の麻痺、ことばの障害
急に片方の手や足のしびれが出て動かしにくい、ことばがしゃべりにくい、などの症状がでたときは脳梗塞や脳出血など、脳卒中の可能性が大です。
片方の顔が麻痺して目を閉じにくい顔面麻痺の症状の多くは、顔面神経の炎症が原因の顔面神経麻痺(ベル麻痺)であることが殆どですが、脳幹や大脳の小さな脳梗塞であることがあります。治るかなと様子を見ている人が少なくありませんが、すぐに脳MRI検査を行って診断し、治療を開始することが重い後遺症を残さないようにするために重要です。
首の痛み・手のしびれ/痛み
頑固な頸部痛、あるいは手のしびれ、痛みは頸椎椎間板ヘルニアや頸椎骨軟骨症による、頚髄から出る神経の症状が多いです。多くは神経の圧迫が強くなる方向である、頸部を後ろに曲げる(伸展)としびれや痛みが強くなります。レントゲン検査と神経症状の部位で凡その診断は可能ですが、症状が強くて薬が効かない場合や、1カ月以上症状が継続する場合はMRI検査を行って、神経の圧迫する部位と程度、病変(ヘルニア/骨棘)の診断を行うことで、適切な治療方針を立てることができます。手のしびれは肘、手の関節付近の神経の絞扼で生じることがあり(手根管症候群や肘部管症候群)、神経伝導速度検査を追加して適切な診断を行います。
筋肉のやせ/四肢のだるさ
手足、頸部や肩のまわり筋肉が部分的に細くなって痩せてきた、力が入りにくくなってきた場合は、原因が筋肉の炎症や変性する病気(多発性筋炎、筋ジストロフィーなど)か、神経の病気で筋肉が痩せてきた(筋委縮性側索硬化症、多椎間性頸椎症、神経鞘腫など)をMRI検査、筋電図検査、神経伝導速度検査を行って診断、適切な治療を開始します。午後になると手足の力がなくなってくる重症筋無力症や発作的に力がはいらなくなる周期性四肢麻痺もあります。また風邪のあと、しばらくして手足の筋力低下が進行してくる末梢神経の炎症のギラン・バレー症候群は、早期の診断と治療開始が重要です。
当院で取り扱う疾患
- 脳神経外科(脊髄外科)
- 脳疾患:脳動脈瘤、脳動静脈奇形、脳腫瘍、下垂体線腫、正常圧水頭症、顔面痙攣、三叉神経痛、 クモ膜嚢胞、頭部外傷、脊髄・脊椎疾患:頸椎椎間板ヘルニア、頸椎骨軟骨症、後縦靭帯骨化症、脊髄腫瘍、アーノルドキアリ奇形、脊髄空洞症、腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、脊髄血管障害、末梢神経障害:手根管症候群、肘部管症候群、足根管症候群
- 脳神経内科(神経難病センター)
-
脳血管障害(脳梗塞、脳出血、脳卒中後遺症)、認知症、パーキンソン病、脊髄小脳変性症、振戦症、ジストニー・ミオクローヌス、筋萎縮性側索硬化症、てんかん、頭痛、多発性硬化症、脳髄膜炎、脊髄炎、代謝性・中毒性脳症、ギラン・バレー症候群、糖尿病性・アルコール性末梢神経障害、重症筋無力症、多発筋炎、筋ジストロフィー症、周期性四股麻
脳神経内科では、神経難病に対して大阪南河内地域の中心的役割を担うべく、質の高い診療を行っています。
神経難病は診断が困難な為、放置されたり、違う病気として扱われたりすることが少なくありません。当院では病気を正確に診断し、治療のお手伝いをします。
神経難病の種類
パーキンソン病およびパーキンソン病関連疾患、筋萎縮性側索硬化症、脊髄小脳変性症などの神経変性疾患、多発性硬化症、重症筋無力症などの免疫性疾患、ヘルペス脳炎やクロイツフェルト・ヤコブ病などの感染性疾患、筋ジストロフィーや封入体筋炎などの筋疾患など
- 脳神経内科 もの忘れ外来
- アルツハイマー病などの認知症の診断、診療も行っています。忘れやすい、同じことを何度も聞くなど、認知症が心配される方、認知症様の症状が急激に進んで困っている方など、是非ご相談ください。
外来診療のご案内
初診の方へ
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初診予約は必要ありません。
下記の診療時間、いつでもご来院下さい。
脳卒中の疑いなど、早期診断と治療を必要とする疾患に対しては24時間365日で対応しますので、お気軽にお電話下さい。診療時間 月 火 水 木 金 土 日 午前
8:45 - 11:30● ● ● ● ● × × 午後
13:30 - 15:30● ● ● ● ● × × ※午前診、午後診共に診療終了30分前までにご来院ください。
初診の流れ
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Step01 | 看護問診
診察受付の後、外来看護師より問診室にて症状、とその経過、治療中の病気や服用している薬などに関する問診があります。
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Step02 | 診察
問診内容によって、脳神経外科医と脳神経内科医の適切な担当医の診察室に呼ばれ、診察を受けます。
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Step03 | MRI検査など
医師が必要と判断した場合、MRIなど検査が行われます(お待ち頂く時間がない方は、検査と再診予約をして頂きます)。
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Step04 | 治療方針を決定
診察室に再度呼ばれ、検査結果を見ながら診断と治療方針を決定します。必要に応じて、脳神経外科と脳神経内科の両専門医師の診察を再度受けることもあります。
担当医スケジュール
受付時間 8:45~11:30 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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午前 | 診察1 脳神経外科 |
桑島 (初診) |
河野 (初診) |
桑島 (初診) |
徳田 (初診) |
徳田 (初診) |
診察2 脳神経外科 |
近藤 | 埜中 | 小森 | 淺井 | 小森 | |
診察3 脳神経外科 |
田中 | 田中 | 須山 | 日下 (脳神経内科) |
||
診察4 脳神経内科 |
西井 | 西井 | 西井 | 隠岐 | 西井 |
受付時間 13:30~15:30 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
---|---|---|---|---|---|---|
午後 | 診察1 脳神経外科 |
阪本 (初診) |
田中 (初診) |
徳田 (初診) |
田中 (初診) |
桑島 (初診) |
診察2 脳神経外科 |
田中 | 埜中 (第1、3、5) |
田中(桑島) | 畠中 | ||
診察3 脳神経外科 |
立林 | |||||
診察4 脳神経内科 |
西井 | ボツリヌス治療 | 隠岐 | 西井 | 西井 |
- 午後の診察は初診のみの受付となります。
- 救急患者は24時間対応です。
- 西井医師のBTXは予約が必要です。
- 外来へのお問い合せは平日13:00~16:00の間にお願いします。
- 担当医☆は緊急手術時休診になることがあります。
入院について
外来診療にて入院が必要とされた患者さまは、入院予約を行います。
入院予約時に外来看護師が、お部屋のご希望などをお聞きし、入院時に準備するものなどの入院前説明を行います。
入院予約日に来院し、下記の流れで入院となります。
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Step01 | 入院手続き
医事受付にて入院手続きを行います。
Step02 | 感染予防検査
外来看護師が、入院病棟の感染予防のためのPCR検査と胸部CT検査に誘導します。検査にてCOVID19感染がなうことを医師が確認後、病棟看護師が1F外来ロビーに患者さまを迎えにきます。
Step03 | 病棟のご案内
病棟看護師が病棟にご案内し、入院説明を行います。入院されますと、担当医より入院時治療計画が示されます。
入院患者さまはすべて、週3回(月、水、金)の入院患者カンファレンスおよび、週2回(火曜、木曜)のチーム回診カンファレンスで診断、治療方針が検討され、治療、看護、リハビリが行われます。
診療スタッフ
脳神経外科
河野 寛幸
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専門 :
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德田 良
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専門 :
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田中 康恵
|
専門 :
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桑島 琢允
|
専門 :
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小森 裕美子
|
専門 :
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淺井 昭雄
|
専門 :
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脳神経内科(神経難病センター)
西井 誠
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専門 :
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日下 博文
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専門 :
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